撮影テクニックのノウハウ


AEBの活用オートブラケティング、自動段階露出機能)

AEBの動作概要は基礎用語編で述べたとおりですが、
 ここでは、具体的にどのような場面で使うのかを説明します。
 
 特にAEBを使うのは、
 シャッターチャンスの時間が短く、測光、露出決定が難しい状況や、
 シャッターチャンスまでに時間がなく、あれこれ露出について考えていられないけど、
 失敗したくない(できない)状況のときなどです。


 例えば、日の出を撮影しようとするときを想像してみて下さい。

 「太陽の昇り具合で明るさが変わるため測光、露出が上手く決まらない・・・
 でもやり直しはきかない・・・」

 といった場合にあらかじめAEBをセットしておき、
 いざシャッターチャンスのときに一回シャッターを押せば
 あとは自動で段階露出撮影ができるというわけです。


 デジタルカメラでは、撮影した画像を後から修正することも可能です。
 しかし、露出が適正でない故に露出オーバーでハイライト部が白飛びしたり、
 逆に露出アンダーでシャドー部が黒くつぶれてしまった場合は、
 後からの修正はできません。
 修正可能な範囲はせいぜい0.5EVまでです。
 露出の判断に迷ったら、すぐにAEB機能が使えるよう
 日頃から練習しておくと良いでしょう。

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