◇適正露出とは、撮像素子に適度な光量を与えてあげることです。
被写体には、それぞれの明るさ(光量)があり、また時間によっても明るさは変化します。
露出は、それぞれの被写体に見合った光の量と、光のあたる時間で決まってきます。
絞りで、一度に通す光の量を制限し、
シャッタースピードで、その制限された光の量に見合った時間だけ撮像素子に光を与える。
・・・・・っといったイメージです。
また、通常はカメラが自動で露出を決めてくれますが、
あえてあなたが露出を補正することも可能です。
光量が多すぎて写真全体が明るく(白く)なり過ぎてしまったことを、
露出オーバーと言い、(単にオーバーと言うこともあります)
光量が少なすぎて写真全体が暗く(黒く)なってしまったことを、
露出アンダーと言います。(単にアンダーと言うこともあります)
さらに、被写体の雰囲気を表現するためにあえて
『露出オーバー』や『露出アンダー』気味することがあります。
しかしこの場合も『写したいもの(写したい部分)』は適正露出であることが原則です。
光量の単位は、『EV』で表され
絞りF1.0、シャッタースピード1秒で「EV0」と定められています。
さらに絞りまたはシャッタースピードが1段上がるごとに「EV1、2、3...」と増えていきます。
(初心者のうちはあまり意識する必要はありません)
では・・・もともとの被写体の明るさ(光量)は誰が測っているのでしょう?
実は、それもカメラが自動で行っています。
ただし、あなたがカメラに『画面のどの部分を測光させるか』を選択することができます。
各測光モードについては、『撮影のノウハウ編』でお話します。
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