◇ここでは、主な露出モードの違いについて説明します。
◇露出モードの種類
・Pモード、プログラムAEモード
撮影条件によってカメラが自動的に『絞り』と『シャッタースピード』を決定してくれます。
パンフレットなどでは、『特に初心者向き』とよく記されていますが、
私自身はスナップ撮影時に大体この『プログラムAE』を使用しています。
理由としては、
・スナップ撮影ではあまり被写界深度を気にしない、
・比較的速めのシャッタースピードが選択されるため手ブレの心配が少ない、
などがあげられます。
さらに『プログラムAE』モードの利点として、プログラムシフト機能があり、
『絞り優先』『シャッタースピード優先』といった他モードと同等の働きをしてくれます。
つまり、他の露出モードを含めてある程度理解されていれば
より使い勝手のよい露出モードとなるわけです。
もちろん、まだ初心者で、
「まずはカメラの操作に慣れたい」
「撮影の感覚を覚えたい」
といったときにも、お勧めの露出モードです。
・Aモード、絞り優先AEモード
あなたが、任意の絞りを決定することで、
カメラが自動的にシャッタースピードを選択してくれます。
絞りの効果(特に被写界深度)を重視する時に使用します。
主に『風景』や、マクロで『花』や 『静物』を
じっくり構えて撮影するときに使用します。
・Sモード、シャッター優先AEモード
あなたが、任意のシャッタースピードを決定することで、カメラが自動的に絞りを選択してくれます。
シャッタースピードの効果を重視する時に使用します。
・Mモード、マニュアルモード
あなたが、絞り、シャッタースピードを決定するモードです。
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